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LINE広告コネクタ

LINE広告コネクタ for カスタムオーディエンスは、Snowflakeのデータを利用してLINE広告のカスタムオーディエンスを効率的に管理するツールです。このコネクタを使用することで、Snowflake上のデータを直接LINE広告プラットフォームにアップロードし、ターゲティング広告のためのカスタムオーディエンスを作成・更新することができます。

事前準備

コネクタを使用するには、以下の情報が必要です:

  1. Ad Account ID: LINE広告アカウントのID
  2. API access key: 有効なAPIアクセスキー
  3. API secret key: 有効なAPIシークレットキー
  4. SlackのWebhook URL: 通知用
  5. Snowflakeのウェアハウス: データソース

LINE広告のAPI認証については、LINE Ads API Documentationを参照してください。

データ形式

Snowflake上に以下の形式のViewを作成する必要があります:

id,audience_name,action,id_type,hashed_email
111111111,サンプルセグメント1,REPLACE,HASHED_EMAIL,4d9a8c3198bd10bf13695c08c96a5ada090e74bb4e6e59bcb30e808b54799102
222222222,サンプルセグメント2,REPLACE,HASHED_EMAIL,d2456f5c82a856828a72cc526dadb53f7b07e9e52fb616e1e267b59bfc17da5a
333333333,サンプルセグメント3,REPLACE,HASHED_EMAIL,2d9ecb06a0a26dca7d0c2492fa21957f91887567df7469accba4b2186a3d7fa2
444444444,サンプルセグメント4,REPLACE,HASHED_EMAIL,c78440a573b10a67d1c22c4beee9210c54ec122cfd6cc24d7eff2c34f5d2263e
555555555,サンプルセグメント5,REPLACE,HASHED_EMAIL,f7f113289db0bf7623fa9f78fcda32d28c20e00f040c6d20c142875c9dd36aba

各列の説明:

  • id: カスタムオーディエンスのID(オプション、REPLACEアクションの場合は必須)
  • audience_name: カスタムオーディエンスの名前
  • action: 実行するアクション
  • id_type: IDのタイプ(現在はHASHED_EMAILのみサポート)
  • hashed_email: ハッシュ化されたメールアドレス

メールアドレスのハッシュ化

メールアドレスは、SnowflakeのSHA2関数を使用してハッシュ化する必要があります:

SELECT SHA2(raw_email, 256) AS hashed_email;

使用方法

  1. Snowflake上で必要なViewを作成します。
  2. コネクタを実行し、必要な認証情報を入力します。
  3. SnowflakeのデータをLINE広告プラットフォームにアップロードします。
  4. アップロード結果はSlackを通じて通知されます。

注意事項

  • 現在、IDタイプはメールアドレス(HASHED_EMAIL)のみサポートしています。
  • メールアドレスは必ずハッシュ化してください。平文のメールアドレスは使用できません。
  • 大量のデータを扱う場合は、SnowflakeのパフォーマンスとLINE広告APIの制限に注意してください。

トラブルシューティング

  • API認証エラーが発生した場合は、Ad Account ID、API access key、API secret keyが正しいことを確認してください。
  • データアップロードに失敗した場合は、Viewの形式が正しいこと、特にメールアドレスが適切にハッシュ化されていることを確認してください。
  • Slackの通知が届かない場合は、Webhook URLが正しく設定されているか確認してください。